生きる意味

私が人生について考える様になったのは、私が19歳の時母は死んだ。若い時から母は肺結核になり、療養所と家を2年ごと行ったり来たりしていたが、最後の病院に行く時、私は、ああ、これが最後の入院だなと、感じとっていた。そして何日もしないうちに、母は遺体となって帰ってきた。


その時、私は悲しみよりも前に遺体を見ながら、どうなったの?母という生きていたあの状態は何処へ行ってしまったんだと考えていた。答えはでない、涙はお墓の前で納骨のとき、溢れ出てきたが、それから約一週間、私は人は何のため生きているのか、考えていた。そして、出した結論は理由が判らなければ、やりたいことをやり、経験するだけだ、そして満足すればそれが私の人生だ、

と納得した。